TikTokショップは「怪しい」といった口コミも見られますが、実際は安全にショッピングできます。ただし、買い物の仕方によっては情報漏洩や不正利用の危険性や、詐欺的な商品が届くこともたしかにあります。
ここでは、TikTokショップの安全性と、詐欺に遭わないための対策をまとめました。
TikTokショップは怪しくない!安全性が保障される6つの理由
TikTokショップ自体は、怪しいものではありません。
楽天やAmazonなどと同じ、ショッピングサイトのひとつです。日本の企業も多く出店しており、利用者も増えています。

セキュリティ面でも、運営会社が国際的な大企業なので一般的なサイトよりよほど強いです。
安全に使えると言える理由をまとめました。
・プライバシーデータが強固なセキュリティで守られている
・クレジットカードの支払いは3Dセキュア認証が必須
・PayPayやauPAY、ApplePayの決済も安全
・支払い情報はショップに共有されない
・TikTokショップによる90日間の返金保護を受けられる
それぞれ詳しく解説します。
プライバシーデータが強固なセキュリティで守られている
TikTokは、非常に強固なセキュリティシステムで守られています。これは、TikTokの公式サイトでも明言されています。
TikTokは、人々の情報を保護し、常に進化するセキュリティ上の脅威の一歩先を行くために真摯に取り組んでいます。TikTokのグローバルセキュリティチームは、最先端の技術と多層的な防御システムを使用して、悪意のある者がシステムに侵入するのを阻止します。
TikTokのプライバシーとセキュリティ | ツールとガイド
大前提として、インターネット上のすべてのサイトやアプリは、悪意のあるハッカーが常に狙っています。
私(記事執筆ライター)は中小規模の企業に勤めていますが、サイトやシステムは連日のように外部からの攻撃を受けています。
TikTokのような巨大サービスが狙われないわけがありません。しかし、TikTokが外部ハッカーに乗っ取られた、情報が外部に漏洩したなどの被害はこれまで起きていません。
TikTokショップ クリエイター 室屋清隆何も事故が起きていないという事実こそ、TikTokが安全であると言える理由です。
本記事を執筆している2026年10月頃は、連日のように情報漏洩の被害が起きていました。
2026年10月頃に情報漏洩が起きた企業の例
えきねっと(JR東日本)、HIS、JR九州、ブックオフ、バイトル、スカイチケット、損保ジャパン、戸田建設、ローソン、日経BP、焼肉きんぐ、アバハウス、タイムズカー、メトポ(東京メトロ)
これだけ被害事例があっても、TikTokからは被害が発生していません。
もちろんネットサービスである以上、100%安全だとは言い切れませんが、これはTikTokショップに限らず、Amazonや楽天市場など、他のサービスも同じことです。
どれだけ徹底した備えを行っても、残念ながらネットのサービスは100%の安全性が保証できません。サービスを運営する側の技術も日々進歩しますが、それと同じように攻撃を行う側の技術も進んでしまうからです。
Yahoo!ニュース
クレジットカードの支払いは3Dセキュア認証が必須
TikTokショップでクレジットカードの支払いをする場合、3Dセキュア(セキュリティ認証)が必須です。


TikTokショップでクレジットカード決済をする場合、ワンタイムコードなどによる認証が必要です。
このワンタイムコードは、クレジットカードの会員ページに登録している電話番号(SMS)やメールで送られます。


つまり、3Dセキュアで必要な情報は、クレジットカードの所有者本人しか知りえないものです。
そのため、万が一クレジットカードを落としたなどの理由で第三者にクレジットカード情報が知れてしまっても、TikTokショップでは不正決済される心配がありません。
PayPayやauPAY、ApplePayの決済も安全


TikTokショップではクレジットカードのほかに、PayPayやau PAY、Apple Payなども使えますが、これらもすべて安全です。
なぜなら、TikTokショップアプリ内では、決済情報を一切入力する必要がないためです。
例えばPayPayで支払いたい場合、PayPayのアカウント情報などは一切入力しません。TikTokショップからPayPayアプリに移動して、決済の承認手続きをします。


ApplePayはクレジットカード決済と似ていますが、「TikTokショップでクレジットカード情報を入力しない」という点で違います。
クレジットカード情報はスマホ端末内にしか入力しないため、情報漏洩のリスクはなく、より安全です。
それでも不安を感じる人は、コンビニ払いという選択肢もあります。


コンビニ払いは手数料が唯一かかりますが、支払いはオフライン(コンビニ店舗)で行うため、情報漏洩のリスクは一切ありません。
支払い情報はショップに共有されない
TikTokショップの支払い情報は、TikTokショップ内だけで管理され、ショップ(販売店)などには外部共有されません。


例えば、クレジットカードで決済した時、カード情報が外部に共有されないということです。
万が一支払い情報がショップにも共有される場合、以下の2つのリスクが考えられます。
- TikTokショップから決済情報が漏洩する
- ショップ(販売店)から決済情報が漏洩する
ただ、後者のパターンは起こり得ないため、決済情報漏洩のリスクも最小限であると言えます。
さらに、TikTokショップの個人情報や決済情報は、金融機関レベルのデータ暗号化により管理されており、万が一漏れてもそれを復号することはほぼできません。
TikTok Shopでは、世界中の金融機関や公的機関でも信頼されている高度な暗号化標準を活用しています。
お客様の個人情報や取引データは、不正アクセス、情報漏洩、悪用などを防ぐことを目的とした強度の高いアルゴリズムによって暗号化されます。
note|TikTok Japan【公式】ティックトック
TikTokショップによる90日間の返金保護を受けられる
TikTokショップには、90日間の返金保証があります。


万が一粗悪品や欠陥品が届いた場合でも、商品の受取日から90日以内であれば、購入者の負担なしで返金保証を受けられるというものです。



TikTokショップで買ったら全然違うものが来た、という詐欺に遭っても、返金保証がある点は安心です。
お客様都合による返品・返金を受け付けるショップもある
商品を販売するショップ側が、一定期間内であれば返品や返金を受け付けている場合もあります。


配達完了から30日以内なら、返品や返金を可能としているケースが多いです。
万が一返品や返金をしたい場合は、まずショップ側が対応しているか確認しましょう。ショップが対応していない場合は、TikTokショップの返金保証を使いましょう。
TikTokショップには危険性もある
正直、TikTokショップには危険性もあります。
・怪しいショップが出店している
・TikTokは中国企業が運営している
・偽サイトやフィッシングメールが存在する
・発注後に販売者都合でキャンセルさせられた
危険なポイント1.
怪しいショップが出店している
TikTokショップには、実は誰でも出店できます。個人でも簡単な審査で商品を販売できてしまうのです。
ショップには個人情報は提供されないので情報漏洩などのリスクはないですが、粗悪品が届いたり、違うものが届くトラブルが起きることもあります。
騙された ティックトックショップ ゆりかご屋 スニッカーズ50個 来たのはミニミニ ざけんな! https://t.co/AdKkoAzcjF
— るら坊 (@rurabou) September 29, 2026
TikTokにはアカウントの健全性評価というシステムがあり、悪質なショップ(セラー)は排除されるようになっています。


ただ、完全に怪しいショップが排除されている訳ではありません。そのため、安全に買い物するなら、以下のようにショップを選びましょう。
- 日本企業のショップからだけ買う
- 聞いたことのないショップから買うのは避ける
- ショップ名を検索して公式サイトやECサイトがあるかを確かめる
- 商品名でGoogleや他のSNS(X、Youtubeなど)で検索し、良い商品かを確かめる



レビューの件数が多く、評価も高いというだけで判断するのはおすすめしません。Amazonなどでよくある「サクラレビュー」の可能性があるためです。
動画投稿者・ライブ配信者が信頼できるかが重要
商品を紹介している動画投稿者が信用できるかどうかも、変な商品を掴まないためのポイントです。
- 実際に商品を使っているところを見せている
- コメントしたらちゃんと詳しく回答してくれる
- ファンが付いている(粗悪品を紹介すると人気が下がるので、ファンが多いのは信頼できる証)
以下のようなクリエイター(動画投稿者、ライブ配信者)の紹介商品は避けましょう。
- 実際の商品が映っていない
- 価格が安いことだけをアピールしている
- プロフィールから発信者の人柄や顔が一切わからない
- AIで作られた動画で商品紹介している(実際に使っていない可能性大)
ちなみに、私(記事執筆ライター)は以前、価格を安く見せようと誇大な表現をした動画を投稿したところ、ガッツリペナルティを食らいました。


怪しいクリエイターもこうして排除されています。ただ、こうしたペナルティをすり抜けてしまう人もいるので、最終的には自己責任で判断が求められます。
危険なポイント2.
TikTokは中国企業が運営している
TikTokを運営しているのは、中国のBytedanceという企業です。中国企業の運営ということだけで、TikTokに警戒心を持つ人もいるでしょう。
過去には、アメリカが中国政府に個人情報を抜かれるという危険性から、TikTokの利用を禁止したこともあります。
TikTok アメリカは中国アプリTikTokを禁止する… 理由は個人情報が中国へ流出です。 今後同盟国でもある日本もアメリカ追随して日本国内でのTikTok禁止へ 私は中国アプリTikTokやZOOMお一切使用していません。更に隣国アプリ L i n e も一切使用していません。 理由は個人情報流出です…
— 絢香 (@QueenARZ) July 28, 2020
ただ、それがすぐに何か重大なリスクに直結することはありません。
大前提として、ネットサービスを利用する以上、運営会社に個人情報を知られるのは受け入れるしかありません。それが嫌なら、そもそもネットサービスは使わないべきです。
| ネットサービス | 情報の提供先 |
|---|---|
| アメリカ企業 | |
| Googleアカウント | アメリカ企業 |
| LINE | 韓国企業 |
| TikTokショップ | 中国企業 |
Bytedanceとしては、ユーザーがいなければサービスが成り立たないため、個人情報を悪用するとはあまり考えられません。
零細企業ならともかく、TikTokほどの世界的なプラットフォームを運営するBytedanceが、収益源となるユーザーを手放すリスクを冒すことは考えにくいです。
問題は「中国の国家情報法」
TikTokの企業自体は、個人情報を悪用する可能性は低いです。
問題なのは「中国の国家情報法(政府の要請があればデータ提出を拒否できない法律)」です。
国家間のデータ管理リスクをどう捉えるかは個人の価値観によります。
「少しでも中国に個人情報を渡すのが嫌だ」という場合は、無理せず他のショッピングサイトを利用するか、配送先をコンビニ受け取りにする・決済をコンビニ払いにするなど、渡す情報を最小限に抑えて利用することをおすすめします。
危険なポイント3.
偽サイトやフィッシングメールが存在する
TikTokショップには、偽サイトが存在します。これも、ある程度規模が大きくなったサービスであれば、偽サイトが作られるのはよくあります。
現在、「TikTok Shop」など、TikTokのサービスを装ってTikTokのロゴや会社名、住所等の情報を無断で使用している広告やウェブサイトの存在が確認されています。
TikTok Newsroom
また、偽サイトに誘導するために、TikTokのアカウントを持っているか否かに関わらず、まるでTikTokが送信者であるようなフィッシングメールが飛んでくることもあります。
虚偽のメールはGメールやYahooメールの機能によって自動で迷惑メールフォルダに入ることも多いですが、100%ではありません。うっかり、TikTokやTikTokショップを偽造したメールをクリックしないことが大切です。
危険なポイント4.
発注後に販売者都合でキャンセルさせられた事例がある
TikTokショップでは、商品を発注して支払いも完了した後、販売者都合でキャンセルさせられたという事例もありました。
初めてTikTokショップで買い物したらコレよ。 大陸の方の運営してるショップは何一つ信じちゃダメだね。 時間返せ。返金さっさとしろw https://t.co/bABEV9pWTE— りく (@rikuusa2) October 7, 2026
このように、在庫管理が甘く、消費者のニーズに応えられない低質なショップも一定数見られます。
もちろん、返品や返金の対応は受けられるものの、「ゲットしたはずのものを手に入れられなかった」みたいなことが起こり得る点は、怪しさを感じるポイントです。



悪いのはTikTokショップではなく出品者(ショップ)なのですが、きちんと運営できるショップなのかどうかは、もう少し審査を頑張ってほしいと感じます。
自分でできるTikTokショップの不正利用・情報漏洩の対策
自分でできるTikTokショップの不正利用や情報漏洩の対策をまとめました。
・支払い方法はコンビニ決済を選ぶ
・生体認証などでアカウントのセキュリティを高める
・名前を知っているショップから購入する
・クリエイターの商品紹介動画を鵜呑みにしすぎない
支払い方法はコンビニ決済を選ぶ
どうしてもTikTokショップに不安をぬぐえない人は、コンビニ払いを選びましょう。


TikTokショップで使える決済方法のうち、最も安全なのはコンビニ払いです。なぜなら、オンラインではなく、オフライン(コンビニ店舗)で現金で支払うためです。



実際にはクレジットカードやPayPayなども安全ですが、どうにも怖い人は、コンビニ払い一択です。
ただ、コンビニ払いだと1回あたり185円の手数料がかかる点は難点です。手数料も避けたいなら、以下の順で安全性が高いので、iPhoneユーザーならApple Pay、AndroidユーザーならGoogle Payを使いましょう。
- Apple Pay/Google Pay
- au PAY/PayPay
- クレジットカード払い
生体認証などでアカウントのセキュリティを高める
TikTokのアカウントが乗っ取られないように、セキュリティ対策も徹底しましょう。
自分でできる主な対策
・パスワードは規則性のない、ランダムな文字、数字、記号で生成する(パスワード生成ツールなどを使うのが良い)
・2段階認証を設定する
・生体認証やパスキーによるログインを有効にする
・1つのデバイスからしかアカウントにログインしない(いつもと違うデバイスからログインしたら必ずログアウトする)
こういった対策は、TikTokショップに限らず、どのWEBサービスを使う時にも基本となるものです。
名前を知っているショップから購入する
粗悪品が届くといった余計なトラブルなく、確実に買い物を済ませたいなら、名前を知っているショップから買いましょう。TikTokには、有名な企業や大手企業も多く出品しています。
TikTokショップに出品している有名な企業の例
松屋、アディダス、花王、シックスパッド、GAP、クロックスなど
有名な企業ならしっかりと通販事業の運営ノウハウもあるので、変なトラブルに巻き込まれる心配はありません。
クリエイターの商品紹介動画を鵜呑みにしすぎない
クリエイターの商品紹介動画は、あまり信じすぎてはいけません。なぜなら、古い投稿が流れてきている可能性もあるためです。
例えば「本日限定特価」のような投稿が流れてきたとしましょう。


ただ、その「本日」が動画を見ているその日であるかどうかは分かりません。すると、「動画で紹介されている価格とは違う」ということも起こります。
商品紹介動画では「セール」や「激安価格」などがアピールされていることも多いですが、それはあくまでも商品紹介時点の情報です。最新の情報は、最後に必ず購入ページでの確認を徹底しましょう。


1円の商品・安すぎる商品は怪しくない
ちなみにTikTokショップでは、1円の商品や、異常に安い商品が出品されていることもあります。


これは流石に怪しさマックスと感じる人も多いでしょう。
Tiktokショップのさ しそきくらげ!いまなら1円 ってやつ気になるけど怪しい
— @ ꪔ̤̮ 兎 クン! (@super_rabbit___) August 16, 2026
ただ、これ自体は実は怪しくありません。
TikTokショップで1円の商品があるのは、複数のクーポンが適用されるためです。
50%オフのクーポンが2枚あった場合、両方が適用されて0円になる。
ただ0円では販売できないため、システム上1円で販売されているという仕組みです。



普通に考えるとバグのようなイカれた仕様ですが、実際に1円になります。
TikTokショップで買い物する人が多いのは、このクーポン併用システムが理由だと思います。







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